【書評】天才になりたきゃこれを読め!ディープ・プラクティスと1万時間の法則で実力爆上がり!

ダニエル・コイル氏著『天才はディープ・プラクティス1万時間の法則でつくられる』の紹介、読んだ内容から実践できることをまとめていきます。

私がこの本を読もうと思ったきっかけは、

英語学習に役立たせたいという想いからです。現在英語を本格的に勉強して3年が経過しようとした今、このままの学習方法で本当に身につき話せるようになるのか疑問に思い勉強の方法を改めて調べているときに出会った著書です。

この本はこんな人におすすめ
  • 何か目標に向かって頑張っている人
  • 努力はしているつもりでも結果が出ない人
  • スポーツをしている人
  • 教育者やコーチ、子供を持っている方々
  • 天才になりたいと思っている人

目標に向かって頑張っている方や少しでも人生を向上させたいと思っている方はぜひ一度お読みくださいませ。

目次

天才はディーププラクティス1万時間の法則でつくれる 著者情報

著者はダニエル・コイル氏

ニューヨーク・タイムズ・ベストセラーとなった『才能を伸ばすシンプルな本』、『シークレット・レース』を出版しています。2012年にはウィリアム・ヒル・スポーツ・ブック・オブ・ザ・イヤー賞を受賞しています。

雑誌『Outside』の編集長を務めるかたわら、クリーブランド・インディアンスの顧問としても活躍しています。

著者はこの本を執筆するのあたり1万時間以上の研究を基に自らも膨大な時間、距離を費やした至極の一冊です。値段以上の価値がこの本には集約されています。

ディーププラクティス

あらゆるスキルの獲得は、ひいては才能が輩出されるプロセスは、異なるようにみえても、すべて同じ原理で成り立っているカリフォルニア大学ロサンゼルス校の神経学者でミエリンの研究学者でミエリンの研究者でもあるジョージ・バーゾキス博士はこう言っている。「スキル、言語、音楽、動作、これらすべて活発な神経回路で構成されています。そして回路はすべて一定のルールに基づいて発達します」

本書 P17

考察

ミエリンとは神経回路のことです。この回路を発達させればどんな能力も伸ばすことが可能だということが本書の研究では明らかになっています。ミエリンとは簡単にいうと動作を覚える為の神経です。何歳になっても衰えることはなく鍛えることが可能です。そのやり方を本書で根拠を持ち解説しています。

スイートスポット

私たちは記憶をテープレコーダーのように考えがちですが、それは間違っています。記憶は生体構造で、言ってみれば無限大に近い足場なのです。困難に直面して乗り越えることでインパルスを発生させる回数が増えるほど、足場が組み立てられています。そして足場が増えるほど、学習速度が速まるのです。

本書 P30

考察

短い時間で効率的に学んでスキルを短時間で身に付けるひとには理由があり、効率的に学ぶべきポイントを発見し、てこの原理のようにスキルが上がっていきます。この力点を本書では「スイートスポット」といいます。スイートスポットを見つけるコツとしては自分が行っているレベルよりやや高いところで練習するべきということです。いつもやっている練習が簡単だと感じる方は、自分の能力よりやや難しい課題にチャレンジしてみてください。

ディーププラクティス細胞

私たちは優れた才能は遺伝子によって授けられる、そうした才能を開花させる機会は環境が与えるものだと信じて育った。ブラジルのサッカー場といった、遠くの貧しいスポットでの成功を見て、無意識のうちに負け犬はがむしゃらかつ貪欲に努力するものだと考えたいた。しかし、ミエリンの理論によって、特定のホットスポットが成功しているのは、懸命に努力しているのではなく、正しい方法で努力しているかだということが示された。ディーププラクティスでスキルをアップさせているのだ。

本書P62

考察

ミエリンという神経細胞の発達により高度なスキルや技術は手に入ります。神経細胞が刺激されると音楽やスポーツにおいても効率よく学習することができます。ミスの修正に重点をおき適切に直し、小さな部分を少しづつ直していくとミエリンが形成されます。根気も必要ですが、間違いなく練習の効果は10倍に跳ね上がります。正しい練習方法が上達には欠かせないということです。ただやみくもに時間だけを使うのではなく、修正にフォーカスし練習してみましょう。

ディープ・プラクティス細胞3つのルール

ルール1 チャンクアップ

まずはスキルの全体像を把握することです。例えば音楽だったら、その音楽が最後までどのような旋律があるのか。

語学であれば、最終的にどのくらい読み書きが流暢になりたいのかを把握することです。全体を把握する上で最も効率的なのができる人を真似ることです。

目指すべき師匠を自分の中で決めましょう。サッカー選手、ヴァイオリニスト、スポーツ以外にも成功している経営者や英語を話せる日本人などその分野においてのスペシャリストはいるはずです。

全体像を作ったらゴールに向けて細分化をしていきます。

ルール2 繰り返す

とにかく練習することです。ただ読む書くだけでなく実際に実行して神経線維に記憶や動作をしみこませます。

神経は絶えず破損と修復というプロセスを通して強くなり上達していきます。練習をやめてしまうとその神経が衰えてしまいます。

どんな一流のプレイヤーでも練習を一か月休むと動きが鈍くなります。絶えず練習をこなすことが大切で

この時ポイントなのが「自分の能力を大幅に超えすぎない範囲」で取り組むことです。そして練習量も世界共通で3~5時間が人間が一日にできる量の限界だといいます。

やみくもにやるのではなく集中して短時間で終わらせる方が効率がいいのです。

ルール3 感情を身に付ける

毎日同じことをしては感覚は研ぎ澄まされません。好きなスポーツや言語ならいくらでもできる人がいると思います。

ただ毎日同じことをやるのは集中力を高めているだけにすぐないです。

ほんとに微妙な音の違いや動きの違いを感覚的に理解しながら取り組むことが必要になります。

それにはとても注意深くひとつひとつの動作を確認する必要があります。少しでも違っていたら修正するということを繰り返して初めて質の良い効率的な練習になります。

点火

ディープ・プラクティスが幼い子供のおぼつかない足取りであるのに対し、点火は一連の信号と、私たちのアイデンティティを形成する無意識の力ー「私もそうなりたい」ーと思わず口にする瞬間ーである。私たちは情熱を内面的な要素だと考えがちだが、多くの才能のホットスポットを訪れるにつれ、私は私はそれが外側の世界から生じるものだと確信を深めた。

本書 P130

考察

世界記録が次々に更新されえるのは、練習の質や科学の進歩、才能だけではないということです。

「あいつができたなら俺にもできる」という情熱が動かすエネルギーの強さの要因のひとつだと本書では語っています。

自分はその道の一流だと思いこむ力が必要です。必ずできると信じることや、そうなっている人や自分を常に比べることが重要になります。

その道を究めたいなら、その道を究めている人の「プレー」「生き方」を常に観察してみてください。

ホットスポットを点火させる方法

KIPPの生徒が最初の数分間で受け取った最初の合図を分類すると

1.グループに所属する

2.そのグループは奇妙で危険な新世界で一致団結する

3.その新世界は山の形をしていて頂上には大学という天国がある

変わった信号かもしれないが大学をロナウジーニョ/クルニコワになると置き換えてみれば、ブラジルの若い選手やロシアのテニス選手が最初に受け取る合図と変わらない。

本書 P189

考察

KIPPとは海外の毎年優秀な学生を産み出している学校です。このやり方はある一部ですが、人種や文化、バックグラウンドが違うすべての人に適応できます。それは自分に対する見方を変えることです。何を目指し、なにになりたいのかを常に意識することです。人生を変えようとしても人は少しの油断で簡単にいつもの自分に戻ります。人から強制されにくい社会人は特に自制心が必要です。「なになりたいか」「そのためにやらないといけないことは」多少厳しいくらいが時には必要になる場合もあります。

一流の指導

一流の指導者というのは、スキルの回路に対して、ここで発火しろ、ここで発火してはいけないと明確に指示を出すことによって回路の成長を促す、いわば人間信号発信システムなのだ。指導は、誰にでも伝えられる一般的な知恵ではなく、各生徒の能力を少しだけ超えたスイートスポットを見つけ、正しいゴールに向かわせるための適切な信号を繰り返し送る柔軟な力から成り立っている。

本書 P224

考察

いい指導者というのはそれなりの経験を持ち競技によって適切な指導を行います。それがあって初めて能力が上がると考えて良いでしょう。独創的な練習が必要だったり、音楽や体操などのように決まり切った型を基準に練習するなど、その道を究めた指導技術のもとで初めて、教えることができるのです。指導者の役目は、自分で問題を見つけ、解決することを導くための存在でなけらばならないのです。

まとめ

今回は天才のつくり方を徹底的に研究した名著を紹介しました。

指導者や競技者、語学や多様な分野で活躍したい人はぜひ一度読むべき一冊です。たくさんの研究結果をもとに考察されていてどれも実用的です。何かを極めたい人の役に立つこと間違いなしです。

最後にもう一度内容のおさらいです。

  • 天才は才能ではなく適切な練習で作れる
  • 一流の指導のもと初めて身に着く
  • ビジョンや動機付けの強さが必要

この本を読んで、今まで時間の使い方を見直しより効率的に物事を学んでいきたいと感じました。今まで伸び悩んでいた分野に再チャレンジし、あらたに進んでいこうという想いです。世のなかに天才を呼ばれる人はいますが、科学的に理由は解明されていて私たち凡人でも一流の域まで能力を上げることができるのです。それが知れただけでも人生は最高のものになります。

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この記事を書いた人

1993年生まれの世代のビジネスマン。読書、心理学、メンタリズム、筋トレ、語学、副業についてさまざな有益情報をお届けしています。アウトプットと社会貢献を目指すブロガー。

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