食物繊維とは何か?意外と知らない食物繊維の真実

ダイエット

 

今回は、食物繊維について意外と知らない真実について説明していきたいと思います。

前回の記事では、食物繊維には「水溶性」と「不溶性」の2種類があるということを説明しました。

痩せるには、野菜を摂りましょう!とよく聞きますが、それがなぜ体にいいのか?ということを知っているか、知らないかでも

食べようという気が起きるかどうか変わってくると思います。

今回はそんな食物繊維を少し詳しく説明していきたいと思います。

「加工食品」だと‘‘繊維‘‘が摂れない!メーカーが全捨てしている!

昔の生活と比較すると、食物繊維の摂取量は減ってきています。

なんと、旧石器時代には、77~120gも摂取していたといわれています。

健康的な昔ながらの食事でもおよそ50gほどです。

しかし、現代の一般的な食事で摂取している平均は、わずか15gだそうです。

でも、アメリカ心臓協会では、一日に25~30gは摂るようにしようと推奨しています。いまやどこでも食物繊維を推奨している中、何が食物繊維を減らす要因なのか?

それは、加工食品です。

加工食品で食物繊維を取り除くことは、とても大切なことなのです。舌触り、味、食べやすさを改善させるからです。これらは食品会社に大きな利益をもたらします。

食物繊維は「がん」や「心臓病」には効かない

よく、食物繊維を摂ることは「大腸がん予防になる」と聞いたことがありませんか?しかし、その説が流れた後の研究では、いい結果は出ませんでした。

1999年に、看護師の卵を対象に行われた看護師健康調査では、16年にわたって8万8757人の女性看護師の調査が行われましたが、食物繊維を多くとっても大腸がんのリスクは明らかになりませんでした。

では、心臓病には効果があるのか?そこで、ある実験が行われました。

1989年に行われた「食事と再梗塞試験」では、初めて心臓発作を起こした2033人の男性を無作為に選び、3種類の異なる食事をさせました。

アメリカ心臓協会が提唱していた低脂質ダイエットは、心臓病のリスクの軽減には役立ちませんでした。

食物繊維を多く摂る食事はどうか。

こちらも特に効果が出ませんでした。

これに対して、地中海食(高脂質)は、心臓病に効果があるという結果がでました。

ある別な研究でも「ナッツ類やオリーブ油などの天然油脂を摂取するのが効果的である」という結果が出ました。

脂質を摂ることは体にいいことだったのです。

最近では食物繊維は体にいいものと言われています。食物繊維を多く摂る人は太りにくく、満腹感も得られるため痩せるやすくなります。

「炭水化物の悪さ」がなくなる?食物繊維の効果とはなにか?

私たちが想像する栄養素のイメージは、ビタミンやミネラル、たんぱく質などは思い浮かびますが、食物繊維はそれらに分類されません。

なぜなら食物繊維は‘‘栄養素‘‘ではなく、「栄養阻害物質」だからです。

食物繊維は「消化吸収を減らす力」を持っています。食物繊維は体に何かを与えるものではなく、体から何かを取り除くものなのです。

それが糖分やインスリンなら、なおさらです。事実、水溶性食物繊維は炭水化物の吸収を減らすので、血糖値やインスリンは下がることになります。

食物繊維が健康に良いといわれる実験

ある研究で、2型糖尿病の患者をふたつのグループに分けました。

ひとつのグループは、濃度を一定にした流動食を与え、もう一方では、食物繊維を加えた食物繊維を与えました。

両方のグループは、全く同じ量の炭水化物とカロリーを摂っていました。

でも、食物繊維を含んだ流動食を与えられたグループの被験者は血糖値もピーク時のインスリン値も減少していました。

これは、食物繊維が解毒剤のような役割をしていたということになります。この例から、炭水化物を‘‘毒‘‘とします。

精製されていない、自然のままのすべての植物性食物には、食物繊維が含まれています。

自然は、炭水化物という‘‘毒‘‘と共に食物繊維という‘‘解毒剤‘‘も詰め合わせてくれていたのです。

なので、自然のまま食べていた昔は、糖尿病がほとんどなく、加工食品が広まっていった食物繊維の少ない現代は、糖尿病が多くなってしまったのです。

食物繊維の効果を半減!「冷凍食品」はおおススメしない理由

現代社会では、「加工された食品」がとても多いです。特にアジアのスーパーマーケットでは、新鮮な食物がとても多いですが、北米のスーパーマーケットでは、加工された食品がずらりと並んでいます。

特に、大型小売店には冷凍された加工食品がとても多く並んでいます。コストコなんか良い例です。

これらの加工食品では、おいしくする為に「食物繊維」や「脂質」が精製される過程で取り除かれます。脂質なんかは、時間が経つと腐ってしまいます。なので、賞味期限を長くするために食物繊維は取り除かれてしまいます。

そうすると、私たちは‘‘解毒剤‘‘なしで‘‘毒‘‘を食べることになってしまいます。私たちの食べる多くの加工食品は、食物繊維の持つ「解毒作用」が取り除かれている状態で食べることになるのです。

一方で、私たちの体は食物繊維がなくとも食べたものを消化できるように進化してきました。もともと、私たちの体の中には、たんぱく質や脂質に反応する満腹ホルモン(ペプチドYY、コレシストキニン)というものがあります。

これはどいうことかというと、炭水化物のみを食べると満腹ホルモンが働かず、食べ過ぎてしまうということです。これがいわゆる「別腹」と言われるものです。

食物繊維を含む精製されていない食べ物ではありますが、炭水化物以外のすべてを取り除いてしまうとバランスが崩れてしまい、人間の健康を害してしまいます。

糖尿病のリスクが217%上昇する「最悪の食べ合わせ」

糖尿病の原因としてインスリンの過剰分泌があります。長い間インスリン値が高い状態にさらされ続けると、インスリン抵抗性が生まれ糖尿病になってしまうことがあります。

もしも、食物繊維がインスリン値の上昇を防ぐことができるのならば、糖尿病の予防にもなります。そのことを示す研究結果があります。

看護師健康調査ⅠとⅡで、何十年にもわたり、何千人もの女性の食事を記録し、穀物に含まれる食物繊維の摂取量が2型糖尿病の予防になるかどうか調べました。

その結果、GI値の高い食事をしても、同時に穀物から食物繊維を多く摂った女性は、2型糖尿病に罹患しませんでした。

この食事法では、‘‘毒‘‘も多く摂っていましたが、同時に‘‘解毒剤‘‘も多く摂っていました。この二つが互いを打ち消しあったので影響が出なかったのです。

逆に、GI値が低い食事を摂り、同時に少量の食物繊維の食事を摂った情勢も2型糖尿病に罹患しませんでした。一方で、GI値の高い食事をして食物繊維の摂取量は少ない食事をした女性は、2型糖尿病に罹患するリスクが75%も上昇しました。

実は、最後の食事の組み合わせこそが、「精製された炭水化物」だったのです。

まとめ

今回は、食物繊維とは「何か」ということを説明しました。

食物繊維とは、栄養素ではなく、糖尿病の原因であるインスリン値の上昇を緩やかにするという、いわば「解毒剤」のような役割を担っているということです。

そして、私たちが普段食べている加工食品には、本来入っているはずの食物繊維が‘‘美味しく‘‘するために取り除かれているものが多く存在します。

なので、昔と比較しても加工食品が私たちの身近に増え始め、2型糖尿病が蔓延する原因ともなっています。

さらに、ジャンクフードやファーストフードが体に悪いのは、加工された化学物質が添加されることにより、人間の体では処理できない食べ物に変わってしまうからです。

「野菜や果物を食べましょう」というのには、このような理由があります。ですので、冷凍食品ではなく、自然からできたありのままの食材を食べるようにしましょう。

皆さんの人生がより健康で幸せになれることを願っています。

ご清聴ありがとうございました。

 

 

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