知れば病気知らず、肥満になる理由は食べ物が大きく関与している

健康

 

前回の記事では「裕福な人ほど、肥満が多いと思われています」というお話をしました。

でも実際には、貧困層ほど肥満率が高いということがデータで出ています。

実際に肥満になる原因とは何だろうかということを考えていきましょう。

皆さん、ファストフードやジャンクフードをよく食べたりしますよね。でもこれらは非常に安く手に入ります。

それが肥満の原因を作っているのです。

「パンの価格」が関与している

裕福な人ほどご褒美として食べ物を食べているとしたら、裕福な人ほど肥満になっているということになります。でも結果は違いました。

それとも、活動量が関係しているのか?でも建築業や農作業をしている人の方がオフィスワーカーよりも肥満率が高いことも分かりました。

では、なぜ貧困層ほど肥満率が高いのか疑問が生まれます。その答えは、

貧困に限らず「精製された炭水化物」が太らせる原因となっていたのです。

貧困層はなるべく安いものを買うという心理が生まれます。貧困層といってもほとんどの人が安いものと高いものの二つが存在したら、安いものを買いますよね。

だからと言って、食事の代わりに植物性の油を飲もうなんて思いません。

ですが、安い小麦に比べると、肉や魚、乳製品などのたんぱく質は比較的高いです。豆腐や豆類は、日本では安く手に入ります。でも北米ではそれらは一般的な食事ではありません。

そうなると、高いたんぱく質に変わって炭水化物を摂るようになります。実際にパンやうどんはかなり安く手に入り、お腹がいっぱいになります。

貧しい人たちは、なるべく安いパンなどを買おうと思うわけです。同じ量でも肉より桁違いに安いですよね。

精製された炭水化物の安さには理由がある

ここで皆さんは、なぜ精製された炭水化物が安いのだろうかという疑問が生まれるのではないかと思います。

それは、政府が高額な補助金を出して、生産コストを低く抑えているからです。

どの食品にも政府から補助金を受けています。しかし、その補助金を平等に受けているわけではなかったのです。

2011年のアメリカの公益調査グループが「農業への補助金の実に29%がトウモロコシの生産に対して給付され、12%が小麦の生産に対して給付されている」と発表しました。

トウモロコシなんかは、コーンシロップや果糖やブドウ糖液などに使われ、精製された炭水化物に加工されて売られています。小麦もそのままでは売られません。

パンになったりと、精製された炭水化物に変わって売りに出されます。

精製されていない炭水化物には補助金はほぼ出ていない

トウモロコシや小麦の大量生産は手厚い支援を受けています。その一方で、ブロッコリー、キャベツ、リンゴ、いちご、ほうれん草、レタス、ブルーベリーなどは支援を受けていません。

ここで注意してほしいのは、炭水化物とは単に栄養素のことであり、糖質と食物繊維で構成されているものです。ブロッコリーなんかにも食物繊維が豊富ですが炭水化物も含まれています。

また、りんごよりもコーンシロップや異性化糖、大豆油などの食品添加物に対する補助金は30倍も多く受け取られています。

リンゴはそれでも、ほかの果物や野菜よりも多額の補助金を受け取っているのです。

食べ物を「値段」で選ぶと太りやすい

政府は私たちが支払っている税金から私たちを太らせようとする食品に補助金を出しています。

肥満は政府が引き起こしているといっても過言ではありません。

政府の補助金が精製された炭水化物を作るための食品に出されるということは、それらが安価になり、パンやそばの消費が増えます。

すると、肥満が増え、疾病予防や肥満対策、病気への治療の為にお金が使われます。

この「食べ物を安くしよう」という政策の真意は分かりません。

昔の病気は肥満でなく心臓病が多かった

昔の人がなぜかと考えた結果「食品に含まれる脂質の摂りすぎが原因」だという考えが広まりました。

それを踏まえた結果、毎日食べるものとして「パン」、「パスタ」、「ジャガイモ」、「米」を食べようとなったのです。

そして資金がこれらの食品に次ぎ込まれ、農務省によって生産奨励が行われました。精製された炭水化物やトウモロコシは安く手に入るようになったのです。

伝統的な食スタイルが乱された結果、肥満が増えた

アメリカ南部に住むピマ族は、北米において最も肥満率と糖尿病率が最も高いです。

成人の約50%が肥満で、そのうちの95%が糖尿病になっています。

ピマ族の従来の食事といえば、農業や狩り、漁業でした。とても活発な民族として世界でも知られていました。1900年代に入ると、物品を貿易する交易所がができ始めました。

それによって、昔ながらの狩りや魚業といった食生活は変わり、‘‘白い砂糖‘‘や‘‘白い小麦粉‘‘が伝統にとって代わって食べられるようになりました。どちらも長期保存に優れていたのです。

1950年代になると貧困のせいもあり、安価な小麦を食べすぎ、肥満が急速に広がっていきました。これは、ピマ族に限ったことではなく北米のほとんどの地域で、肥満が広まっていきました。

野菜や狩りをしていた時代には、肥満はほとんどいなかったのです。

安価なたべものは肥満を増やす

このように歴史的にも炭水化物を安くしようという考えが広まり、それと同時に肥満も増えてきました。

これは、単に貧困層が安いものを食べているというだけの事実ではなく、肥満を助長させるような食べ物が意図的に安く手に入るようになったのも要因のひとつだということです。

たしかに私たちは朝食を食べる時も、パンを食べたり、ラーメンなんかは安くてお腹も満たされます。

しかし、それらの食品の摂りすぎによって肥満が増えたことは事実です。肉や野菜、果物は、精製された炭水化物と比べると高価なのが現状です。

肉や野菜だけを食べろとまでは言いませんが、それらの食材をバランスよく摂ることを意識してもいいかもしれません。

今はまだ太っていなかったり、なんの病気にもなっていないという人でも良くない食生活を続けていくと将来苦しむことになるかもしれません。

これからは、「値段」ではなく「質」で買い物することを検討してみてはいかがでしょうか。

皆さんの人生が健康的でより幸せになることを期待しております。

ご清聴ありがとうございました。

 

 

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