コロナ過の中、絶対にコロナにかかりたくない。そう思っている人は大勢いるかと思います。コロナのワクチンがまだ不安で恐怖と戦っている今だからこそ、体の免疫力を最大限に引き上げなくてはなりません。
食事、睡眠、運動。このどれも健康には欠かせないものです。十分な睡眠と適度な運動、これは誰でも知っていてすぐに実行が可能なものです。
では食事はどうでしょうか?日に三食食べることが健康に良いと言われますが実は違っています。食べ過ぎな現代人にとって、むしろ三食の食事は食べ過ぎています。「空腹こそ最高のクスリ」医師である青木厚さんの著書には「オートファジー」こそ最高の薬なんど書かれています。皆さんも解説することを実践してみてください。
オートファジーとなに?
Wikipediaによると
オートファジー (Autophagy) は、細胞が持っている、細胞内のタンパク質を分解するための仕組みの一つ。下記のギリシャ語から自食(じしょく)とも日本語訳される。酵母からヒトにいたるまでの真核生物に見られる機構であり、細胞内での異常なタンパク質の蓄積を防いだり、過剰にタンパク質合成したときや栄養環境が悪化したときにタンパク質のリサイクルを行ったり、細胞質内に侵入した病原微生物を排除したりすることで生体の恒常性維持に関与している。このほか、個体発生の過程でのプログラム細胞死や、ハンチントン病などの疾患の発生、細胞のがん化抑制にも関与することが知られている。
こんなことが書かれていました。本読んだ内容を解説すると
オートファジーとは食事法のひとつで、2016年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。「古くなった細胞が生まれ変わる」体の仕組みのことです。週に一度でもまとまった空腹の時間を作ると、食べ過ぎがもたらす害が無くなり、加齢や食生活によるダメージがリセットできて、オートファジーが活性化します。すると体が内側から若々しく蘇ります。
この食事法の良い点は、誰にでもできるところにあります。他にもがんや認知症、糖尿病や高血圧などの予防にも役立つとされるから奇跡ですよね。
何を食べるかではなく食べない時間を増やす
こんな症状はありませんか?
「食べると、すぐ眠くなってしまう」
「最近、胃腸が弱っている気がする」
「疲れやすくなった」
「何もする気が起き無くなったり、やたらイライラしたり、気分の変化が激しい」
青木先生曰く、これらの原因が日に3食食べる行為からきてる可能性があるそうです!
1日3食が理想的だという考え方は裏付けが無いといいます。それどころか
- 内臓が十分休めず疲弊してしまう
- 体内で炎症が起きやすい
- 食べ過ぎによる肥満
- 高血糖になりやすい
- 老化が進む
1日3食ができた背景には諸説ありますが、江戸時代末期に電気の普及に伴い活動時間が増えたことで、3食提供し始めたって話もあります。
それ以前の大工や武士などの力を使う労働者は1日2食が普通だったのです。
食べた後に疲れたり眠くなったりする状態が続くのは慢性的に血糖値が上がっているそうです。
1日3食の食事では「肝臓」が疲れてしまいます。その疲れはなんと胃腸以上というから驚きです!
そんな肝臓ですが、食べ物が次から次へと入ってくるとフル稼働して休まる暇が無く疲弊していきます。食べ物がのどを通っても食事は終わっていないのです。
私たちが休まなければいけないのと同じように肝臓も休ませなければいけないのです。
血液の流れも悪くなります。
- 栄養が隅々まで行き渡らなくなる
- 老廃物がきちんと排出されず、疲労や冷え、肌荒れなどが起こりやすくなる
- 血管や心臓に負担がかかり血圧が高くなる
- 動脈硬化により脳梗塞、心筋梗塞、脳出血、心不全などのリスク増
食べ過ぎなると悪玉ホルモンも増加します。
- 血管が修復されない
- 血栓が溶けない
- 腫瘍が増殖する
- 血糖値が高くなる
これらは空腹時間を作ることで治すことが可能なんです。
1日16時間食べない時間をつくる
最後にものを食べてから10時間ほど経つと、肝臓に蓄えられた糖が無くなって脂肪が分解され、エネルギーとして使われます。16時間経つ頃には「オートファジー」が機能し始めます。
オートファジーとは
私たちの体は約60兆もの細胞で出来ています。生活の中で、古くなったり壊れたりしたタンパク質の多くは体外に排出されます。排出しきれなったものが細胞に留まり、細胞を衰えさせ、様々な体の不調や病気の原因になります。
一方で我々の身体は食べ物から栄養を摂取し、必要なたんぱく質を作っています。何らかの原因によってたんぱく質が入ってこないと体内では生存の為に体内にあるものでたんぱく質を作ろうとします。
古くなったり、壊れたりした細胞内のたんぱく質を集め分解し、それを元手に新しいたんぱく質が作られます。さらにはミトコンドリアは、食べ物を得た栄養や酵素を使って細胞活動に必要なエネルギーを作ります。ミトコンドリアがたくさんあればあるほど若々しく居られ、エネルギッシュで健康でいられますがオートファジーによってこのミトコンドリアも作り出されます。
オートファジーとは古くなった細胞を内側から新しく生まれ変わらせる仕組みです。細胞が生まれ変わると体の老廃物が一掃され、細胞や器官の機能改善、病気にかかりくく若々しい体を手に入れます。
オートファジーで癌予防
糖尿病と発がんリスクは密接な関係をもっています。内臓脂肪が問題で、糖尿病になるとインスリンホルモンの効きが悪くなりたくさん出るようになります。たくさん出ると
- アポトーシスが起こる
- 細胞の増殖
これが癌細胞を増やしてしまうということです。日本癌学会の発表によると「最近報告された英国人524万人を対象にして追跡調査では、22種類の癌のうち17種類の癌は肥満するほど増える」とされています。
空腹力!病気無くなる
無理なく空腹を作る方法を紹介します。ルールはたった一つ。
「睡眠8時間+8時間の空腹」を実行するだけです。起きている時間の半分だけ何も食べない状態を作ります。水分摂取はOKです。空腹の時間以外は何も食べても大丈夫です。
睡眠時間を含めて空腹時間を作る
睡眠時間の前後に空腹の時間を組み込むようにしましょう。睡眠時間を利用すれば、「お腹すいた」って思いを抱かずに、体を飢餓状態にすることができます。16時間の空腹のうち、6~8時間を睡眠のあて「起きていてものをたべない時間」を8~10時間にします。
それでもお腹が減って我慢できないときに食べて良いもの
ナッツ類です。ナッツは現代人に不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維などのバランスが良く含まれています。
ナッツに含まれている飽和脂肪酸はオートファジーを活性化させることも研究段階ですが分かってきているそうです。長時間食べないことに慣れるまでのお助けとしてナッツをお勧めします。
ナッツが苦手な人は
- 生野菜サラダ
- チーズ
- ヨーグルト
でもオッケーです。
注意点としては、簡単な筋トレを行うことです。空腹時間が多くなると総摂取カロリーも減り体重が減少します。内臓脂肪も落ちますが、必要な筋肉も落ちてしまうからです。
空腹時間を増やすとケトン体という代謝物が増加すると言われています。ケトン体は体内の中性脂肪や筋肉が分解されて生み出されるエネルギー源で、炎症を保護してくれます。
糖質は中毒性や依存性がある
補足ですが、糖質について注意が必要です。スーパーで売られているほとんどの食品には糖質が含まれていますが、それらはドーパミンやβエンドルフィンが入っています。
脳内麻薬ともいわれ、人に快感を覚えさせるのですが、その快感が強すぎる為依存性や中毒性が高いと言われています。甘いものの多幸感はそのためで、食べるほどドンドン食べたくなります。
まとめ
トータルで16時間、ものを食べなければオートファジーによって細胞内の古いミトコンドリアが一掃され、新しく生まれ変わります。ミトコンドリアが増えれば、アンチエイジング、代謝アップ、筋肉量の増加、コラーゲンの生成、脂肪の分解など良いことしかありません。
現代のコロナ過に負けないカラダを作るためにもオートファジーによって予防してみてはいかがでしょうか!
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